今日は先日注文した、藤田麻衣子さんのベストアルバム「10th anniversary Best 」が届きました。

彼女の曲を聴くようになったのは6年前、
川崎に買い物に行ったときに、無料ライブをして、
「この人、自分と同い年だ、1曲くらい聴いてみるか。」
と、思って聴いてみたのがきっかけでした。
それから6年、メジャーデビューをして、来年にはずっと夢だったというオーケストラでのコンサートを行うそうです。
実は、初めてライブを観た時から、彼女は売れる歌手の条件を満たしていました。
実は無料ライブには売れそうか、そうでないかを見抜くポイントが一つあります。
それは客層を観ることです!
売れる歌手は、同性のファンが多いのです。
彼女のライブを観に行くと分かりますが、若い女性がとても多いです。
彼女の曲が女性たちに共感されるのが理由なのでしょう。
彼女の曲の特徴は、歌詞にあります。
元々曲よりも先に詩を書くスタイルなのですが、
そのせいか、曲の世界観に入りやすいのです。
最近の流行りの曲のように、
サビで突然英語が入って何を伝えたいのかよくわからないスタイルでなく、
日本語の歌詞で丁寧に状況や感情の動きを伝えてきます。
また、曲の始まりが情景から入ることも多く、頭の中で曲の世界が浮かびやすく表現されているので、
耳で聴くだけでなく、心でも聴けるのです。
特に「井の頭線」という曲は現在→過去→現在と曲が構成されており、
初めて聴いたとき、頭の中でショートムービーが流れていたことを今でも覚えています。
そのように心でも曲を楽しめるので、彼女の曲を聴くときははじめは歌詞を見ません。
物語のネタバレをしている気分になるからです。
そして、藤田麻衣子さんもう一つの顔、
「泣き歌の女王」の異名が付くほど、彼女の曲で涙を流す人は多いのです。
ファンの間で何度も「ライブで聴きたい曲」に選ばれている「あなたは幸せになる」が特に代表的な曲で、
何か一つのことを終えた時に、「身近にいる人にこんなことを言ってもらえたらな」、
ということが歌詞になったような詩に、彼女の優しい歌声、そして感情を込めた優しい歌い方が合わさると、涙が込み上げてくるのです。
最初は無料のライブを観ましたが、お金を払ってツアーを観に行きたいと思ったのは、この曲に出会ったからです。
先日、アルバム発売の無料ライブが行われました。
私は行けなかったのですが、ライブ後のサイン会に参加されたファンの方々を見て、
結婚して子どもが出来た方や、学生だったけど社会人になった方がいて、自分が歌手として歩んできた10年という時間の長さを感じたそうです。
来年、10年かけてたどり着いたオーケストラでのコンサートという夢舞台。
個人的には一緒に歩んできたファンの方々にも
夢を追いかけることの大切さ、諦めないことの大切さが伝わる場であってほしいと思います。